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1989→2009:ベルリンの壁崩壊20周年(8) Wir sind das Volk! Die Mauer muss weg!

まずはこちらをご一読下さい。→その(1)その(2)その(3)その(4)その(5)その(6)その(7)

ベルリンの壁崩壊20周年式典、ようやくラストです。


気付いたら、ブランデンブルク門最前列に来てしまった私。


 091109ベルリンの壁16


何ですと。
門をくぐれないだけではなく、シュプレー川へも出ることが出来ないと仰るの?
西に広がるティーア・ガルテンは夜は危ない森よ。
北のポツダム広場は拓けているけど、そこまで迂回せねばならんと?
少し東にさえ行かせて貰えることが出来れば、簡単に地下鉄に乗れるのに!


091109ベルリンの壁17


不満は積もります。
すると端の方から・・・

091109ベルリンの壁18





091109ベルリンの壁20

091109ベルリンの壁19

091109ベルリンの壁21


皆で、

Wir sind das Volk! 「我々が人民だ!」
Die Mauer muß weg! 「壁を取っ払え!」

のシュプレヒコール。

この二つの言葉は、DDRの民主化運動のスローガンだったものです。
「wir sind」は英語で言うところの「we are」に当たるもので、
Volkという単語には
1)民族、国民(nation)
2)(支配者に対する)民衆、人民
という二つの意味があります。

壁崩壊前、DDRの人々は国民の声に耳を傾けない上層部に対し、(2)の意味で以て「Wir sind das Volk!」と訴え戦いました。
人民あっての国。党の為の国じゃ無いんだぞ!というニュアンスを含む言い回しです。
人民議会と言いつつ全く人民議会じゃなかったですからね。

この別バージョンとして「Wir sind ein Volk!」というスローガンもあるのですが、こちらは壁崩壊後に謳われたものになります。
二つに分かれていたドイツが一つになるという気持ちを込めて、(1)の意味でVolkという単語が用いられているのです。

この微妙な違いは
das=英語の”the”
ein=英語の”a”
に表れています。


そんなスローガンを、壁崩壊を記念する行事にて、半分おふざけ、半分本気で訴える人々。


091109ベルリンの壁21
「お前さんVolkが違うでしょ」
なんて野暮なことは気にしないで下さい。


だって自由の祭典なのに、私たち八方ふさがりで自由に動けないんですもの。
この矛盾。如何してくれましょう。


運営委員会。ようやく動いた。

IMG.jpg

「お願いだから大人しく帰って!」
「ブーブーブー!(ブーイング)」




結局駄目か!



壁崩壊を感慨深く回想すると言うよりも、むしろ20年前のもどかしさを体感させてくれた20周年式典。
まさか今になって

「Wir sind das Volk! 」
「Die Mauer muß weg!」

なんて皆と一緒にやれるとは思わなかった。これは大変貴重な経験になりました。


その後は冷え切った体をグリューヴァインで暖め、おとなしく帰路につきました。
この日のグリューヴァインは最高に美味かったです。



最後に一つ。
ドイツのお巡りさん、揃いも揃って「上の命令だから!」と言うのは止めた方が良いと思う。




ベルリンの壁崩壊20周年式典シリーズ ようやく完
(今回のが書きたかったが為にここまで続いた)

番外編

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