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ロベルト・エンケの死

ベルリンから帰ってきました。大変面白い経験をしました。今まとめています。
本日は別の話です。




ハノーファーには「ハノーファー96」というサッカーチームがある。
1896年設立のチームだから、ハノーファー96。
もしかしたら日本では英語読みのハノーバー96で通っているかもしれない。

私がよく使う図書館はこのハノーファー96のホームスタジアムの近所にあって、週末に利用しようとすると、応援に向かうサポーターと共に少しの距離を歩くことになる。
みんなチームのロゴが入ったマフラーやらタオルやらをぶら下げて、ビール片手にこれから始まる試合にわくわくしながら、うずうずしながらスタジアムに向かう。
私自身は未だ生でハノーファー96の試合を観たことがなかったけれど、あんなにみんなが楽しそうに行く先に、いつか一緒に行ってみたいと思っていた。


 200px-Hannover_96.png


そのハノーファー96のGKであるロベルト・エンケが電車に飛び込み自殺した。
10日のことらしいが、私は11日の夕方のニュースで知った。
奥さんと主治医による記者会見、サッカー協会の記者会見が何度も何度も流されていた。彼はドイツ代表のGKを勤めた経験もあり、またこれから復帰すると思われていた(今は腸の病気の治療のために一時的に戦線を離脱してたそう)ので、そのショックはハノーファーだけに留まらなかった。
ナショナルチームは14日のチリとの試合をキャンセルした。
サッカー協会の会見では、マネージャーが涙を耐え何度も言葉を詰まらせていた。「彼は居ない」という台詞を簡単に発せられ無かった。

奥さんと主治医の会見で、エンケはここ数年鬱病を患っていたことが明らかになった。
あらゆるものに対して希望を持てなくなっていたと説明された。
選手としての不安やたった2歳で亡くなった娘さんの死が彼の心に影を落としていたらしい。

ある番組では、心療内科の医師が「彼の死は自殺ではなく病死です」と言っていた。
鬱病が彼を死に向かわせた原因であるなら、その通りなのだろう。
彼が感じていた絶望は、まさに「死に至る病」だったのかもしれない。

それでも何とか踏ん張って欲しかった。

本人は遺書の中で「周りに隠し続けて申し訳なかった」ということを書いていたらしい。
チームの人々は、彼のこの精神状態に今日まで全く気付けなかった事にまた打ちひしがれている。
今日まで共に耐えてきた家族は、支えきれなかった事に傷ついている。
多くのファンがスタジアムにキャンドルを捧げ、嘆いている。

絶望を知るからこそ、その絶望を他者に味合わせないで欲しかった。
その判断が出来ないことこそが病なのですが、それでもと思う。




彼と年代が近いこともあり、今回のニュースは私にとっても色々と考えさせられるものでした。




電車に乗ろうとして、ハノーファー市内交通üstraのHPで時刻を確認しようとしたら、トップページがエンケの追悼になっていた。

Bild+2_convert_20091112205142.png



エンケ選手のご冥福をお祈りします。



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