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イギリスとハノーファーの同君連合300周年。

以前触れたこともある通り、今現在のイギリス王室の元を辿るとハノーファー王家に行き着く。
アン王女の後継として1714年に親戚に当たるハノーファー選帝侯ゲオルグがイギリス王位を相続したのがはじまりで、終わりはヴィクトリア女王の即位。
同君連合と言われる同じ王を冠する国でもその法は違うもので、イギリスでは女性の王位相続が可能でも、ハノーファーの採っていたサリカ法では男子相続しか認められていませんでした。
そのためヴィクトリア女王の父王が逝去した際、彼女がイギリス王位を、叔父のエルンスト・アウグストがハノーファー王位を継ぐことによって同君連合の解消となった訳です。

王朝名は変われど、現在のエリザベス女王までこのハノーファーから血統のは続いております。
だからイギリス王家に対して文句を言いたい方々は、「あのドイツ野郎め」何て悪口を言っちゃうわけです。
ハノーファーっ子からすると、第二次世界大戦で完膚なきまでに街を爆撃してきた国との連合時代であれど、イギリスの影響で他のドイツ諸国より自由があったのは誇りであり(だからこその「ゲッティンゲンの7教授」)、またあの腹立つプロイセンに支配される前の輝しき日々でありと何だかんだで愛されている時代です。

で、今年2014年はその同君連合300周年という事で、春先からあちこちで特別展が開かれておりました。
http://www.royals-aus-hannover.de


市内を走るトラムも特別仕様。
DSC016001.jpg 

DSC015991.jpg 
同君連合時代のユニオン・フラッグなのでアイルランド(赤のエックス)が入っておりません。


歴史博物館でも州立博物館でもヴィルヘルム・ブッシュ美術館でもツェレの城でも特別展。
歴博の展示は常設展示と大差ないかと思ったので、一番歴史的な流れの解りやすそうな州立博物館へと行ってきました。会期終了日前日に。
(実はツェレにも行ったのですが、休館日で…)

_DSC9585.jpg 

この特別展は写真撮影ができなかったのですが、ハノーファーの王冠がなんかいかにもハノーファー「らしく」、機会があれば皆さんにも是非見て頂きたい。私はまずハノーファーに未だあったことに驚きもした。


これが立派な王冠なのにほとんどの宝石が残っていないのです。

20141016.png 
引用:http://www.royals-aus-hannover.de/ausstellungen/

ゲオルグ1世(初代ハノーファー出身イギリス王。英語をあまり話せない。)のこの王冠、元々は豪華な見た目であれども本物の宝石では無く研磨されたガラスが埋められていたそうです。
それがその息子の代に本物の宝石が埋め直され真に豪華になれど、同君連合が解消された際にまたその宝石はひっぺがされ、ヴィクトリア女王の王冠に再利用されたのです。
嗚呼、切ない。
この「ガラス玉→宝石→引っぺがされる」という豪華さ栄枯盛衰が、なんか「ハノーファー選帝侯国→強大なイギリス相続しちゃったよ!ひゃっほう。→あー、またただのハノーファーかぁ。…え、プロイセンのプロビンツ?」と重なるので、とっても切ない。

イギリス側からしたら「自分の財産好きにしたっていいでしょうが」何だろうけど。


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関連記事
[ 2014/10/17 06:43 ] ハノーファー関連 | TB(0) | CM(4)

私も、展覧会行きました!

はじめまして!突然失礼いたします。

ハノーファと同君連合の関係にあった結果、18世紀のイギリス(主に政治)に起こった出来事に、関心を持って勉強しております。日本在住の学生です。

偶然、この展覧会の公式ウェブサイトと出会い、これは行かねば!と、生まれて初めてハノーファを訪問しました(10月1日夜~7日昼)。そして、州主催(Landesausstellungって、この理解で大丈夫でしょうか)の展覧会五つの内、三つに行けました!3日に州立博物館、4日に歴史博物館、5日にツェレ、と巡り、会期終了となりました。ヘレンハウゼン宮殿博物館とヴィルヘルム・ブッシュ博物館には行けず、残念でした。

州立博物館では、気合入れすぎ&ドイツ語の説明板に目を通した(恥ずかしながら、少ししかドイツ語が分からないのに)ため、ジョージ2世治世を対象にした展示室までしか見られませんでした。じっくり見るのも良いことだと思いますけど、後悔が残りました。王冠は見ましたよ!展示は、ハノーファにあるものはもちろん、イギリスから借りたものもあり、素晴らしかったです。これだけのものが一堂に会した場を見る機会は、そうないでしょう。

なお、歴史博物館とツェレの展示は、英語の説明を読みつつ、一通り見ることができました。

この展覧会について日本語で書いている記事を一つしか見たことがなかったので、嬉しくて、ついコメントを書いてしまいました。

その記事は、こちらです。
「ハノーファー王朝の成立300周年」1 August 2014(文・写真 田口理穂)
http://www.newsdigest.de/newsde/regions/reporter/hannover/6202-983.html

今後も、折に触れて(←すみません!)ブログを拝見することがあると思います。よろしくお願いいたします。
[ 2014/11/02 08:16 ] [ 編集 ]

>ロベルトさん
コメント有難うございます。
展示開催期間中に「この為にハノーファーへ来たんだ」というイギリス人や他の都市に住むドイツ人とは会ったのですが、まさか日本から来ていた方がいらっしゃったとは思いもよりませんでした。
10月3日は統一記念日だったので、会場近くのこの博物館は混んでいたのでは無かったでしょうか?
私はヘレンハウゼンにも行ったのですが、イギリス式庭園に関する展示が中心でした。ヴィルヘルム・ブッシュはカリカチュアの展示なので、メインの王家に関してはロベルトさんが行かれた展示でベストだったと思います。

州立博物館は常設展示でも結構良い物を持っているので、時間切れになってしまったのは残念ですね。

また機会があれば是非そちらも覗いてみてください。
そうそう、州立博物館で配っていたピンバッジは最近のお気に入りです。
[ 2014/11/06 01:55 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます!拝見してすぐにお返事しようと思っていたのですが、時間が開いてしまい、すみません。

確かに、10月2日と3日は「ドイツ統一の日」イベントのため、州立博物館近くは混みあっていました。こうしたイベントがハノーファで開かれるとは知らなかったので、驚きましたけれど、連邦議会・連邦政府・連邦銀行等の会場を見て楽しかったです。連邦議会会場の入口に人が並んでいて、中が混雑している様子もうかがえて何だろうと思って入ったら、混んでた理由は、文具やお菓子等の大盤振舞をしていたからでした…。「さすがドイツ人、政治への関心が高いんだ!」と思ったら、そうとも言い切れないようです(議会のことが記された?冊子をもらっている人もいましたが)。

ところで、州立博物館で配っていたピンバッジとは、どのようなものですか?私は、不覚にもその存在に気づきませんでした。

州立博物館の常設展示は見られなかったので、残念でした。そもそも、ハノーファ滞在時間のほとんどを展示巡りに費やしてしまったので、ヘレンハウゼン庭園・新市庁舎・マルクト教会といった、観光客が通常はまず回るべき名所の外観しか見られなかったのが、何より心残りです。必ずまたハノーファを訪れたいと思います。
[ 2014/11/26 23:53 ] [ 編集 ]

>ロベルトさん
お返事がおくれまして本当に申し訳ありません!
ドイツ統一の日イベントには私も参加しておりまして、色々な展示のカタログやおまけを貰いました。丁度最終日の終わり間際に行ったので、配布物を配りきって帰ろうとしていたようです。お土産目当ての人でごった返していました。

このイベントは毎年開催都市が変わりまして、今年がたまたまハノーファーでした。


ピンバッチはチケットを買った時に一緒に貰いました。
ニーダーザクセンとイギリスの旗がクロスしているデザインです。

常設展もなかなかなものですので、是非またハノーファーへいらしてみてください。
[ 2014/12/23 18:25 ] [ 編集 ]

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