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ドイツ語の辞書の話。

昨日は韓国人同僚が特製タレに漬けた美味い焼き肉を振る舞ってくれたので、胃がもたれるほど食べまくりました。
さらに多めに用意されていた肉やら野菜やらニンニクやらのあまりを、「これで食いつないでガンバって」という言葉と共に頂戴し、持ち帰りました。
独り占めというか、ドイツ人とポーランド人が、美味しいけど匂いに辞意したからというか、これから一週間は毎日焼き肉を食べられそうです。
わお豪華。

今、自宅冷蔵庫周辺が焼き肉屋と同じ匂いしています。
食べきったら消臭剤をするからよいのです。
昨日着ていた服が一式凄い匂いになっていましたが、よいのです。
(ちょっと吃驚した。)


先日、ドイツのアマゾンで前々から欲しいと思っていた和独辞典(古本)が売られていたので購入いたしました。

これ↓
DSC01117.jpg  

憧れの相楽『大独和辞典』!!

『木村相楽独和辞典』は長いこと使用しているのですが、この大独和はなかなか売っておらず長いこと入手できずにいたのです。それがまさかドイツで買えるとは!

木村相楽↓


DSC01118_2.jpg

初版が昭和33年でこちらは昭和47年の18版。
アマゾンでは「保存状態良」となっていたのですが、流石に古い本ですので、触っているうちに手が黒くなり痒くなって来た。
こいつは居るな。
紙ダニが!
ってな訳でこまめに陰干しを実行しております。

DSC01119_2.jpg

鉛筆書きで古い値段が書かれていたのですが、それだと「$28.75/DM94.90」。
いったいいつから売られていたのだか。

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−

日本の学生時代、ドイツ語を履修し始めたばかりの一年生が研究室の先生方や院生に「どの辞書が一番良いのでしょうか?」と聞いて回っていたのをよく目にしました。
これが結構難しいご質問。
「何を学ぶのか」、「どんなドイツ語を読みたいのか」によって必要な一冊が変わるからです。

新聞を読みたいという方は現代語に強い辞書が良いですし、オールマイティーにという方は一般的な辞書、でも学ぶレベルによって厚さが変わるでしょう。

で、歴史を学ぶ人、古い文献を読みたい人の辞書探しポイントはというと、どれだけ語源に近い訳が載っているのかという点。
一般的に辞書というのはよく使われている重要な意味が最初に書かれ、訳の番号が大きくなるにつれあまり使われていない言葉がきます。コンパクトな辞書だとそのあまり使われていない訳は切られていることもある。
でも、500年前、300年前、100年前だと意味の優先順位が今日と異なることがあるのです。
言い回しも然りです。

日本にいた頃、間違った訳をしていると先生によく「何冊辞書引いた?」と言われました。
要するに「その意味もあるけど、ここじゃ違う。コンテクストそぐわないなら、そぐう訳を見つけるまで辞書を引け」という。
そして更にレベルが上がってくると「(木村)相楽は確認した?」と言われる。
木村相楽の初版は、今と意味の優先順位が異なる戦前に発行されておりまして、歴史家が使うには丁度良い古い訳がそろっているのです。
また語源に強いので、そこから意味を考えて意訳していく事が出来る。

本当に難しい場合はグリム(しかもなるべく訳したい文献と近い時代の版)を引くしか無いですが、大抵は木村相楽で頑張れます。


興味のある方は、当ブログのタイトルにあるbildenの名詞形であるBildungを相楽大独和辞典と小学館の独和大辞典と比べてみると面白いですよ。
相楽の訳は語源に近い順で載っており、「1)形成、生成、組成...」「3)育成、陶冶、教育、教養...」となっているのですが、小学館は現在の使用頻度によって「1)人間形成、教育、教養...」「2)形成、形態...」となっている。
また似た様な意味でも「陶冶」という語の有無は大きい違いだと思う。
形式陶冶なんていう用語がありますからね。


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[ 2012/07/18 02:56 ] 日々のできごと 研究と私 | TB(0) | CM(4)

初めまして

初めまして。ドイツ語初心者のkuroと申します。
いきなりのコメント、失礼致します。
私はまだ初心者なので辞書に載っている全ての意味なんて覚えきれず、とりあえず2つ分くらいまでをチェックしています。辞書にもやはり流行があるのですね…。ついていけるかしら…。

過去記事、全て読まさせて頂きました。面白くてつい夜中まで…。
黒くて丸くて固い「あの虫」の記事には驚愕です。草むらが嫌いになりました。←

それでは、これからも更新楽しみにしています^^!
[ 2012/07/18 06:29 ] [ 編集 ]

>kuroさん
どうも今日は!
偉そうなことを書いていますが、手軽さに負けもっぱらは電子辞書を使用しています。
でもそれでは対処しきれない、ここぞという時の木村相楽なのです!
kuroさんの読まれているものが、学校のテキストであったり最近書かれたものでしたらその調べ方で十分だと思いますよ。
動詞と前置詞の組み合わせで意味が変わることが多いので、例文を眺められるともっとベストです。お互い頑張りましょうね。

過去記事まで読んでいただきましてありがとうございます。
「あの虫」、もう二度とお会いしたくないです...。
[ 2012/07/20 00:00 ] [ 編集 ]

僕はgoogle翻訳使ってます。え、辞書じゃないって?
それでわかんないときはビルデンさんに大変お世話になりました。
来年、ドイツの年金の手続きがきちんとできるか心配だ。
[ 2012/07/20 03:03 ] [ 編集 ]

>shimayannさん
うん。それ確実に辞書じゃない(笑)。
年金の件はshimayannさんのお勤め先に相談しながらやれば大丈夫だよ。
海外からの研究者が出入りしているのに、分からないってことは無いって!
[ 2012/07/20 18:14 ] [ 編集 ]

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