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夏が来ると思い出す~私とZecken(3)

その一
その二



医者へ行った後に研究所のみんなにZeckenについて聞いて回ったところ、「それはそれはドイツでは有名な寄生虫なんだよ。知らない事に吃驚だよ!」というリアクションが返ってきました。
日本語の辞書には「マダニ」と載っていました。


zecken11.jpg 
うちの指導教授の名言
「このもやしっ子が!」という意味合いだと思われる。




<教授によるZecken講座>
・Zeckenは南ヨーロッパを中心に生息。
・南ドイツにいるZeckenには、何らかの病原菌を持ったものが多いが、北ドイツの場合はそれが少ない。「だから、多分お前を刺したのも(たぶん)安全だ!安心しろ!!」
・Zeckenは飛ぶことが出来ない。普段は日陰の草むらに生息しており、近くを通った動物や人に寄生する。
・Zeckenがなんの病気を運んだのかは、発病するまで分からない。一年後に発病する人もいるから、刺されたことは常に覚えておかねばならない。



zecken8.jpg

森の中では草むら以外を歩きましょう。
草むらを歩くとしても、長ズボンをはき、さらにその裾を靴下に入れておけばZeckenの侵入を大概防御できるとの話です。





先生「6/21の土曜に俺と一緒に森へ行ったろ?多分その時に寄生されたんだ。」
私「でも、見つけたのは水曜ですよ。」
先生「元々は数ミリの小さい虫だ。それがお前の血を吸ってテントウムシ大まで成長したんだろう。一日やそこらでそこまでは大きくならないから、きっと土曜から水曜にかけて寄生されていたんだ」
私「でもでも、毎晩シャワー浴びていますよ。普通流されやしませんか?」
先生「Zeckenは針から頭にかけてをドリルの様に人の体にねじり込んで寄生するんだ。その程度じゃ流れん。しかも簡単に外れない様にボンドみたいな体液を出して固定する。Zeckenに刺された周りの肉が少し固くなっているのはそのせいだ。Zeckenにも色々あるが、たちの悪いのは血管の中に進入して、そのまま人間の体内に住み着くんだ。そうなったら取れない」


zecken9.jpg
己の体を時計回りに回転させて人の体にめり込む。
蚊何て刺すだけですよ。何て可愛げのない虫なんだ。



数日間も共に暮らしていたかもしれないという話に、もう大ショック。
そして、私の血であんなに育ったという話にまたショック。

先生「子供が森で遊ぶと大抵足につけて帰ってくる。だからドイツの親は森から戻った子供の足を必ず確認するんだ。うちの子供だってしょっちゅうつけて帰ってきたが生きている!安心しろ!!」

ガ━━(゚Д゚;)━━ン!





Zeckenをきっちり除去するためには

「頭と胴の間にピンセットを入れ、反時計回りに回してとる(侵入してきた時と逆回転)」

のがポイント。
ある同僚は「まず油をかけて窒息死させてから取るんだよ」と言うのですが、また他の同僚は「生きたままじゃないと絶対駄目!」と言う のでこの点はどちらが良いのかよく分からない。
一番良いのはZeckenつけたまま医者に行くことだと思います。


zecken10.jpg







 

Zeckneの存在を知った後に薬局へ行ったところ、店内に
「Zecken対策コーナー」
がでかでかと設置されており、
「Zecken避けスプレー」「森に行った後の足を確認するルーペ」「Zecken除去専用ピンセット」等々が置かれていたことに気付きました。ええ、それはもうでかでかと。
本当にメジャーな虫なんだと痛感。 そして何故今まで気付かなかったんだろうと・・・

速効で買った、Zecken避けスプレー↓



DSC00001_convert_20090802082445.jpg



悪性のZeckenに刺されたことのある知人は
「兎に角強い抗生物質を服用しなければならなかったので、副作用が辛かった」
と言っていました。
アルプスにはうようよといるらしいので、ハイキングをしたいなんて考えている人は気をつけてくださいね。予防接種もあるらしいのですが、どの病原菌に当たるか想定するのが難しいのであんまり意味がないと、私の周りは口を揃えて言います。





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[ 2009/08/02 09:00 ] ドイツ生活・留学情報 | TB(0) | CM(4)

はじめまして、こんにちは。いつも楽しく読ませて頂いています。
神奈川県に住んでおります。
このZeckenのお話を読んでいて、昔、兄がこれに咬まれたことを思い出しました。
兄がお風呂上りにおへその横辺りをちょっと見てほしいと言うので見て見たら。
小さい黒いテントウムシほどの甲虫がまさに肌に食い込んでいる。
ピンセット等で取った記憶があるんですが、もしかしたら多少頭の部分が残っていたかもしれません…。
幸い、その後何事も起きずに済みましたが、良く調べてみたら日本紅斑熱を運ぶ野ダニらしく、主に東北地方の市役所関係で注意を呼びかけているのみます。
北海道と沖縄を除く本州では生息しているようですよ~。
[ 2010/01/12 16:19 ] [ 編集 ]

>れねさん
こんな辺鄙なところまでようこそいらっしゃいました。

お兄様、噛まれたのが悪性なものでなくて本当に良かったですね!
症状はまさに私が出くわしたものと同じ。そうですが、日本でも用心が必要ですか・・・
自然界が広いのは分かっているつもりですが、こうも命の危険がある虫に簡単に出くわすとは思わないですよね。
いや、本当にお互い無事で良かった!
[ 2010/01/13 01:24 ] [ 編集 ]

はじめまして

はじめまして。
いろんな人のドイツ生活のブログを探しつつ読んでいたら、ビルデンさんのブログを見つけました。
自分はドイツにきて3年経ちましたが、Zeckenは・・・正直初めて聞きました。自分も気をつけなくては。。。
イラストが面白くて、おもわず笑ってしまいました。また来ます~。
[ 2011/10/12 08:31 ] [ 編集 ]

>ワイデさん
どうもこんにちは!
Zeckenという言葉を知ってから生活してみると、色々なところでこの虫の存在を目に、耳にすることになるかと思います。
初夏になると啓蒙団体が駅前やショッピングモールで注意を喚起していたり、TVやラジオで生態や被害が報道されています。私も自分が刺されるまでは気にかけていなかったので、そんな虫がいるとは知りませんでした。
薬局やdm、ロスマン等にはZecken対策グッズコーナーが置かれていますので、次の夏には是非見学してみてください!
[ 2011/10/13 07:14 ] [ 編集 ]

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