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夏が来ると思い出す~私とZecken(1)

♪夏が来れば 思い出す 遥かな尾瀬 遠い空~

という歌がありましたね。
「夏と来れば尾瀬」なんて爽やかで洒落ていると思うのですが、私の場合「夏と来ればZecken」となります。

Zecken・・・
ドイツに長期滞在する心づもりがある人は、絶対に知っておいた方が良いと思う名詞です。


(※単数形だとdie Zeckeですが、今回は複数形で名称を統一しておきます。)




さて2008年6月25日(水)の事です。


朝着替える際に、くるぶし上方5センチ位のところに「テントウムシ大」の「丸く」「黒々」とした何かが張り付いているのを発見しました。
はじめ「どこかで擦りむいて出来た擦り傷の血が固まったのか?」と思ったのですが、それにしては形が見事に丸い。

その玉の周辺をたたいても、足を揺すっても動かないので、「虫だったら逃げるよな?これは何だ」と思いつつ、とりあえずティッシュでつまみ取ってみました。
で、その後取り去った後の自分の足を観察。

・玉があった場所の下に黒いとげが刺さっている。明らかに刺し傷。
・とげの周辺に虫の足がこびりついている。
・かゆみも腫れもない。


<結論>
黒い玉=虫の体
尚かつ人を刺す虫だった


<対処>
・こびりついている足を除去。思いの外しつこく、「なんでこんなにしっかりと張り付いていたんだ?」と思う。
・刺さっている針抜こうと試みる。針の両脇を爪で押してもびくともしない。→特に身体に異常がなかったので、後で誰かに相談すればいいやと放っておく。



で、その後色々忙しく、誰かに聞くのを忘れる。



で、その日の晩。



同僚(韓国からの留学生)の家でサッカー欧州選手権の準決勝(ドイツ対トルコ)を見ている最中、刺し傷周辺が赤みを帯びていることに気付きました。




zecken1.jpg




「え、まさかそれって・・・」

どうしたことでしょう。
見る見るうちに同僚の顔が青白くなっていきます。


zecken2.jpg



「もの凄い堅い甲殻類だった。スイカの種かと思った。
あと吃驚するくらいびくともせず人の足にめり込んでいたよ。
体が揺らぐこと無かったもん。」




zecken5.jpg





どうした同僚?
その反応はどう解釈したものか?



「もしかして・・・、もしかしてそれって・・・」



zecken3.jpg



Zecken?


聞いたこと無い。
虫は苦手なので、その名称をわざわざ覚えようと思ったこともないしなぁ。




「駄目よ、駄目!これは知っていなきゃ駄目よ!
Zeckenっていうのはね、刺された瞬間に死ぬ人もいる虫で伝染病を運ぶのよ!!
ドイツにはたくさんいて、亡くなった人の話をよくTVでやっているわよ!!
私も実物を見たことがないからどうしたらいいか分からないけど・・・」

「!?」

「とにかく針と頭を体に残すのは一番まずいわ。
そこから病気に感染するんだから。この部分を除去し残した所為で亡くなった人もいるし・・・。
救急病院に行くべきか、明日の朝まで待つか・・・。
今知り合いに聞いてみるからちょっと待って。」

「・・・(゜◇゜)」






ええ、それは非常に吃驚しました。
Zecken?
死者が出る?
ええっ?
と。



zecken4.jpg


状況を理解した後の心象風景。





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[ 2009/07/18 10:00 ] ドイツ生活・留学情報 | TB(0) | CM(2)

とてもよい{記録}をありがとうございます。

カエルの歌の(というか、ドイツ民謡の)検索で、たどり着きました。
1歳児の子育て中、医師です。
今の専門科とは全く関係ないですが、寄生虫・感染症好きです。
日本だったらどうするかなー、と考えながら、素敵な絵、言語による的確な表現、堪能させていただきました。
日本にもマダニはいますね。そして、致死的感染症(リケッチアなど)も伝播させます。他に有名なのはツツガムシのツツガムシ病ですが・・・つつがない事を、と言う台詞はそれほど恐ろしい病気だったからです。
 たぶん、日本だったら、マクロライド系の抗菌薬を飲ませるだろうなあ…そして、定期的に血清抗体のチェックを促すかも。
 ドイツのお医者さんがおっしゃったように、感染しているかどうかもわからない時の処方は、医療経済上も、副作用的にも、問題があるのですが、ともかく日本だったら、そのような処置になりそうですね。
 ブラジルなどでは、シャガス病が猛威をふるうように、虫と病気は、その国の国土になじめばなじむほど、忍び寄ってきます。
 ともかく、ビルデンさんのマダニが、何も運んでいなかった(潜伏期間から推定)こと、良き友に恵まれていたことに、ほっとしました。
 実は私も、学生時代、スイスで森を散策して、鹿を眺めたことがあります。・・・哺乳類がいるってことは、マダニもいたってことよね。
 ・・・そうか、当然だけど、虫もいるのよね。寄生虫好きのくせに、ドイツにはアタマジラミくらいしか居ないような気になっていました。
 ありがとうございます。医療の勉強でも、自然・歴史・言語でも、またぜひ行きたい国、ドイツ。子供の足にマダニを発見しないよう、行く時には気をつけます!予防薬剤は現地調達ですね!添付文書が読めるように、またドイツ語勉強したいと思いました。
(今はちびちゃんが24時間はりついているので無理ですが)
 
[ 2010/06/23 14:09 ] [ 編集 ]

>ムシ好き医師さん
どうも今日は(^^)
カエルの歌で辿り着く方が多いようなのですが、何か日本でカエルの歌のムーブメントでもあるのでしょうか、
寄生虫・感染症がお好きとは…寄生虫博物館の看板を見ただけ震え上がる私からすればもの凄い強者です。凄いです。

大変興味深いお話をありがとうございます。
そうか、日本でしたらその様になるのですね。勉強になりました。そしてプロの方にコメントいただけたことによって「良かった!あの理解で間違えなかったんだ!」と今更ながら安心しました(笑)。

患者本人が加入している医療保険の種類にもよるのですが、基本的に保険は「必要な範疇」しかまかなわないので、お医者さんが「転ばぬ先の杖」として念を入れた薬を処方すると、誤診とは言いませんが、医者の責任による問題と見なされ、その必要以上に治療した部分の経費を保険会社が支払ってくれず、最終的にはお医者さんが自腹負担せねばならないのです。
だからドイツのお医者さんは何をするにしても大変注意深く保険を確認してからです。
これに関しては面白い話なので、そのうち別に記事を書こうと思っています。(いつになるのやら…ですが)
日本の場合は一律負担ですので、お金がかかる治療については患者個人がそれを諾するか否かですが、ドイツの場合は制度がそれと異なるので、保険会社との契約内容が大変重要になってきます。外国人住民にとっては大変面倒なところです。私も細かいことはちんぷんかんぷんです。

Zeckenの恐怖はありますが、是非もう少し大きくなったお子様とドイツの森にいらしてくださいね!
[ 2010/06/23 19:33 ] [ 編集 ]

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