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オペラ「アドメート(Admeto)」 中編



テッサリアの王、アドメート(ちょんまげ姿)は不治の病に苦しむ。


adometo.jpg

奥方(おひな様みたいな髪型に、白無垢姿)の犠牲によって回復したが、奥方を失ったショックは大きく友人のヘラクレス(力士)に、奥方を黄泉の世界より取り戻すよう命じる。


adometo3.jpg



アドメートの後妻の座を狙う女性が出てきたり、黄泉の国からよみがえった奥方は男性として過ごさねばならなかったり、同性愛のタブーから夫になかなか正体を告げられなかったりと色々すったもんだがありつつも、最後は大団円というお話。





劇中、大変素晴らしいアクセントとなっていたのが、今回の目玉でもある「BUTO(舞踏)」ダンサーの踊り。
ソロで舞った遠藤公義氏はドイツにスタジオを持つ舞踏家で、前編で触れた映画「Kirschblueten- Hanami」では、主人公の妻が憧れていたダンサーとして本人役で出演しています。
公式HPに載っている写真を見ていただければ、彼の踊りの世界観というものが伝わるかと思うのでリンクを張っておきますね。

遠藤氏以外にも森の動物や、女官役などで幾人もの舞踏家の方が参加していました。
簡単な衣装をまとっているものの基本は全身白塗り姿で、シリアスな情念の世界からコミカルな動きまで幅広く表現されていました。
今回の舞台がテンポよく飽きない構成となっていたのは、この踊り手の方達の役割が大きいと思います。



そして注目の遠藤氏がどんな役所を舞ったのかというと・・・

adometo2.jpg

↑現世に戻った奥方に、黄泉の世界から付いてきた影のようなコレ

日本人にはなじみ深い、あのフォルムで過去やらあの世やら何やかんやが入り交じった存在を演じられたのです。
もう、ゆらーっと柳のように、影のように、曖昧な形であろうものを表現されていました。
力強く舞われたのは、本当に最後のシーンのみで、他はとにかくゆらーっと。
ドイツ人曰く「あの『ピシッ』とした区切りのない動きは、馴染みが無くって凄い真新しいものに感じる」とのこと。
興味深い感想です。


私何ぞはこの話、「ヘラクレスが奥方を迎えに行く下りは黄泉比良坂みたいだ(旦那じゃないけど)。アレはきっと黄泉に残った人の念やら情やら色々なものの象徴であり、奥方がそれと決別することが現世へ戻ると言うことなのだろうなぁ。」と大変日本的な解釈をして眺めておりました。

でもこのフォルム、欧州の人々にはそうは受け取れなかったみたいで。



まだ続く





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