2017 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 09

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ドイツ語の辞書の話。

昨日は韓国人同僚が特製タレに漬けた美味い焼き肉を振る舞ってくれたので、胃がもたれるほど食べまくりました。
さらに多めに用意されていた肉やら野菜やらニンニクやらのあまりを、「これで食いつないでガンバって」という言葉と共に頂戴し、持ち帰りました。
独り占めというか、ドイツ人とポーランド人が、美味しいけど匂いに辞意したからというか、これから一週間は毎日焼き肉を食べられそうです。
わお豪華。

今、自宅冷蔵庫周辺が焼き肉屋と同じ匂いしています。
食べきったら消臭剤をするからよいのです。
昨日着ていた服が一式凄い匂いになっていましたが、よいのです。
(ちょっと吃驚した。)


先日、ドイツのアマゾンで前々から欲しいと思っていた和独辞典(古本)が売られていたので購入いたしました。

これ↓
DSC01117.jpg  

憧れの相楽『大独和辞典』!!

『木村相楽独和辞典』は長いこと使用しているのですが、この大独和はなかなか売っておらず長いこと入手できずにいたのです。それがまさかドイツで買えるとは!

木村相楽↓


DSC01118_2.jpg

初版が昭和33年でこちらは昭和47年の18版。
アマゾンでは「保存状態良」となっていたのですが、流石に古い本ですので、触っているうちに手が黒くなり痒くなって来た。
こいつは居るな。
紙ダニが!
ってな訳でこまめに陰干しを実行しております。

DSC01119_2.jpg

鉛筆書きで古い値段が書かれていたのですが、それだと「$28.75/DM94.90」。
いったいいつから売られていたのだか。

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−

日本の学生時代、ドイツ語を履修し始めたばかりの一年生が研究室の先生方や院生に「どの辞書が一番良いのでしょうか?」と聞いて回っていたのをよく目にしました。
これが結構難しいご質問。
「何を学ぶのか」、「どんなドイツ語を読みたいのか」によって必要な一冊が変わるからです。

新聞を読みたいという方は現代語に強い辞書が良いですし、オールマイティーにという方は一般的な辞書、でも学ぶレベルによって厚さが変わるでしょう。

で、歴史を学ぶ人、古い文献を読みたい人の辞書探しポイントはというと、どれだけ語源に近い訳が載っているのかという点。
一般的に辞書というのはよく使われている重要な意味が最初に書かれ、訳の番号が大きくなるにつれあまり使われていない言葉がきます。コンパクトな辞書だとそのあまり使われていない訳は切られていることもある。
でも、500年前、300年前、100年前だと意味の優先順位が今日と異なることがあるのです。
言い回しも然りです。

日本にいた頃、間違った訳をしていると先生によく「何冊辞書引いた?」と言われました。
要するに「その意味もあるけど、ここじゃ違う。コンテクストそぐわないなら、そぐう訳を見つけるまで辞書を引け」という。
そして更にレベルが上がってくると「(木村)相楽は確認した?」と言われる。
木村相楽の初版は、今と意味の優先順位が異なる戦前に発行されておりまして、歴史家が使うには丁度良い古い訳がそろっているのです。
また語源に強いので、そこから意味を考えて意訳していく事が出来る。

本当に難しい場合はグリム(しかもなるべく訳したい文献と近い時代の版)を引くしか無いですが、大抵は木村相楽で頑張れます。


興味のある方は、当ブログのタイトルにあるbildenの名詞形であるBildungを相楽大独和辞典と小学館の独和大辞典と比べてみると面白いですよ。
相楽の訳は語源に近い順で載っており、「1)形成、生成、組成...」「3)育成、陶冶、教育、教養...」となっているのですが、小学館は現在の使用頻度によって「1)人間形成、教育、教養...」「2)形成、形態...」となっている。
また似た様な意味でも「陶冶」という語の有無は大きい違いだと思う。
形式陶冶なんていう用語がありますからね。


<3つのブログランキングに参加中>
br_decobanner_20100119025542.gif
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村

ランキング 
  FC2 Blog Rankingへ
↑をワンクリックづつしていただけると励みになり、ひっそりと喜びます↑
(携帯の方は、下の文字リンクをクリックしていただくと投票されます)
スポンサーサイト
[ 2012/07/18 02:56 ] 日々のできごと 研究と私 | TB(0) | CM(4)

おそらく一番のお年寄り。

書庫掃除継続中。

あれですね。こういう作業を指示すべき人がアレだとアレでアレな事になりますね。
…作業が終わる気配がない。



DSC00920_2.jpg

↑今の作業分までで一番色々な人の手を渡って生き残ってきたと思われる本。
(ペンが置いてあるのは態とです。ご存命かもしれない方のお名前が書かれていたので。)

DSC00921_2.jpg

一番古い書き込みは1804年でした。

DSC00923_2.jpg

出版年が1799年って言うと約210年前の本か。

1799年ていうとナポレオンがブリュメールのクーデターをやった年だ。
本当にまあ、よくぞ燃えずに21世紀まで来ましたね。

どうぞこれからも長生きしてください。


<3つのブログランキングに参加中>
br_decobanner_20100119025542.gif
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村

ランキング 
  FC2 Blog Rankingへ
↑をワンクリックづつしていただけると励みになり、ひっそりと喜びます↑
(携帯の方は、下の文字リンクをクリックしていただくと投票されます)
[ 2011/12/09 00:43 ] 日々のできごと 研究と私 | TB(0) | CM(0)

古い筆記体。

日本の友人より「『手書き文字が云々』ってビルデンがよく言っているやつ、実際にはどんな文字なの?」と尋ねられた。

こんなのよ。→Deutsche Kurrenschrift

よく髭文字と間違えている方がいますが、あちらは印字になります。

髭文字は目さえ慣れれば苦無く読めるようになりますが、筆記体は書き手の癖が如実に入るので、いくら基本の書体が頭に入っていても太刀打ちできないものもあります。
書記官が書いたような文書は丁寧に書かれているので(なんてったて後世に残すのが目的だ)、ちょっと訓練すればだいたい読める。
しかし書記以外が書いたもの、例えば政治家や有識者の意見書、草案などは『マイ・オリジナル・筆記体』で書かれていることがあるので、いくら紙とにらめっこしても分からんコトがある。
その場合、比較的簡単な文字を見つけ、書き手の癖を見極めて読むしかないです。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

古い筆記体の中で慣れるまで大変なのが「n」、「m」、「e」、「r」の区別です。
特に「n」、「m」はギザギザの数で判別するしかないので戸惑います。

例えばこれとか、
Bild 2


これや、
Bild 3


これ。
Bild 4


も一つこちら。
Bild 10


「ギザギザが連なってるだけじゃん!」とつっこみを入れたくなりますね。


一番下に答えを書いておいたので、ドイツ語に興味のある方はチャレンジしてみてください。
ちなみにこれが書記官の書いたお手本の様な文字になります。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私が苦手なのはこんなの↓。
Bild 9  
「半寝しながら書いたのかいっ!」とこれまたつっこみたくなる様な文字ですね。
こちらを読める方がいたらご連絡を頂きたい!
是非とも教えを請いたいです!!
「ueber」、「die」、「derselben」、「oder」が書かれているのは分かるんですがね…。
分からない単語をとばし読みして文書の意味が取れなかったら、先生に聞こうと思います(T_T)。
 









<答え>
上から順に
・genommen habe
・Versammlungen
・Zusammentreten
・Summe



今日って13日の金曜日だ!ジェイソン!!

<3つのブログランキングに参加中>
br_decobanner_20100119025542.gif
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村    

ランキング 
  FC2 Blog Rankingへ
↑をワンクリックづつしていただけると励みになり、ひっそりと喜びます↑
(携帯の方は、下の文字リンクをクリックしていただくと投票されます)
[ 2011/05/13 02:32 ] 日々のできごと 研究と私 | TB(0) | CM(2)

闇の悲劇(3)

その(1)
その(2)


20100414-34.png
現在夜の22時。空腹感ピーク。なのに外に出られない。


この窮状を打開できるのは、そもそもこの鍵をかけたであろう守衛さんただ一人のみ。

しかし守衛さんの詰め所に電話をかけるも…出ない。何度かけても出ない。
「だったら直接詰め所を訪ねればいいじゃない?」と思われになるでしょうが、


20100414-42.png


↑の様に私のいる棟から詰め所に行く通路までもが閉鎖されていたのです。
嗚呼、袋のネズミってこんな感じかなって思いました。


かくなる上は同僚に助けてコール。
ちなみに教授の携帯は「現在アウトバーンを走行中で電話に出られません」とアナウンスがあった。

20100414-43.png

私「30分近く電話し続けているのに守衛さん出ないの。」
同僚「もう諦めて研究所に泊まりなよ。ビルデン大学で寝るの得意だろ(笑)。」


おいっ。「(笑)」じゃないよっ。


この頃はまだまだ寒い時分でしたので、暖かい布団も無しに校舎になんか泊まれないってー。眠ったら永遠の眠りに近い何かを感じちゃうってー。と思いました。
夜中を過ぎると大学の暖房は停止するのです。
過去に痛い目にあっているので、こっちとらそこらへんのことを重々承知し取ります。

うっかり研究所の机で朝まで爆睡しちゃって、やって来た掃除婦さんの悲鳴で起きたり、真冬に薄い毛布にくるまって仮眠を取っていたら、室内気温がマイナスになった夜中に起きちゃったり…まぁ私は色々と前科持ちなのです。
しかしあんなコトやこんなコトをしていたのは研究所が他の校舎にあった頃の話で、今の所でそんなことをしたら大問題になってしまいます。



私「最終的には問題なく寝られちゃうけど、こんな寒い日はやっぱり嫌だよ。お腹すいたんだよ!」
同僚「分かった分かった。僕の方からも電話してみるから。」


----------------------------------------


さらに30分後。

研究室に戻ったら発見される可能性が下がる気がしたので、廊下で待ち続けること計半刻。
守衛さん、まだ電話に出ない。
もしかして何かあってもう帰った?
不安はふくらみます。


あ、何か渡り廊下の先の方から光が近づいてきた…
あれは…守衛さんだ!!


どうやら同僚の電話が繋がったそうで、ここまで来てくれたそうです。

守衛さん「暗いから誰もいないかと思って締めちゃったわよ!」
私「いつ見回りに来たの!?私ずっと部屋にいたよ!ノックした?」
守衛さん「外から見回りした。」
私「外って廊下?研究所の前の廊下の電気点いてたよ。」
守衛さん「ううん。中庭から見回りした。」
私「は?私いたの3階だよ。」
守衛さん「だから中庭から校舎の窓を一望して、全部暗かったから鍵しめた。」



おいおい、それって見回ってないでしょ!



そりゃ、あんな暗室状態で仕事してれば気付かれるはず無いですわ!



翌日以降、守衛さんが見回る時間(21時頃)には部屋を明るくして待ちかまえることにしました。
少しく賢くなった私。
にも関わらずこの後、今度はまた別の守衛さんに閉じこめられるという経験を積むのでした。



守衛さんとの戦いはまだ続く…



「研究と私」にカテゴライズしたものの、全く以て研究と関係ないですね。この記事。


>5/1に拍手下さったコアラさん
拍手いただいた記事のコメント蘭にお返事させていただきました。



<ブログランキングに参加中>
br_decobanner_20100119025542.gif      ランキング           ヨーロッパ在住の日本人によるブログ
人気ブログランキングへ      FC2 Blog Rankingへ
↑をワンクリックづつしていただけると励みになり、ひっそりと喜びます↑
(携帯の方は、下の文字リンクをクリックしていただくと投票されます)
[ 2010/05/03 00:00 ] 日々のできごと 研究と私 | TB(0) | CM(20)

闇の悲劇(2)

日本は今ゴールデンウィーク中ですか?これから?こちらは全く以て通常営業です。
柏餅食べたい。




その(1)はこちら



ところで私は研究所(校舎内の一区画)の鍵を大学から預かっております。
だから部屋の開閉室状況や時間を気にせず––朝に弱いので、主として遅い時間––でも、学校に独り居座ることができます。

「独り」と書きましたのは、ここの所私以外のメンバー(同僚連中は皆同じ鍵を持っている)は自宅に籠もっているからです。
研究所の入っている建物は深夜0時まで開門しておりますが、20時を過ぎると一般の学生さんはほぼおりません。
メインキャンパスではないので、そんなに人が来るところでもないのです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そんなある日の夜、事件は起きた...。

20100414-41.png

20100414-32.png

20100414-33.png


なんてこった!
校舎入り口の鍵がかけられている!!



いや、落ち着け私。
守衛さんに連絡して、来て貰えばいいだけの話じゃないか。

電話、電話…

ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー
ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー ツー

…………

守衛さんが出ない………
20100414-34.png








<ブログランキングに参加中>
br_decobanner_20100119025542.gif      ランキング           ヨーロッパ在住の日本人によるブログ
人気ブログランキングへ      FC2 Blog Rankingへ
↑をワンクリックづつしていただけると励みになり、ひっそりと喜びます↑
(携帯の方は、下の文字リンクをクリックしていただくと投票されます)
[ 2010/04/30 00:00 ] 日々のできごと 研究と私 | TB(0) | CM(3)













上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。